支部長挨拶
横浜支部長 山口英生
横浜支部は県建築士事務所協会会員1/3以上の250余名を擁する県下最大の支部組織です。
来たる協会設立50周年を迎えるにあたり、支部長に神奈川県協会の副会長、副支部長に県協会の要職を担う若手経営者達が立ち並び、一方でベテランがサポートアドバイスする幹事職を増設し、分厚い執行部体制を整えて、新たなる50年を考え行動していく横浜支部になります。
私たち建築士事務所を取り巻く情勢には、
・ 建築物の新たなインフラとなるBIM設計システムによる建築確認申請スタート、
・ 築50年超RC建築物の寿命建て替えと建築費高騰の改修ニーズ高まりへの高度な法対応、
・ 働き方改革と2025年問題世代交代での後継者不足、設備設計士をはじめとする専門技術者不足、
など経営上の諸問題が起き、技術者として求められる知識・能力も急激に変化し入れ替わっています。
私たちは、これまでだったら「今はできない・今はムリ」なことを「どうしたら今できる・どこまでなら今できる・誰とならできる」と、己の脳ミソをこれまで以上に意識的に柔軟に動かさねばなりません。
クリエイティブな思考でスピーディーに能動的に、各会をわたって互いに手を取り合い、この時代を乗り越えていく必要があるのです。
一方でいよいよ激甚災害と隣り合わせの生活環境になってきました。コロナ禍にはどうにか対応していますが、日常的に想定を超える自然の脅威や新たな病気や犯罪に毎年さらされています。
安心・安全な防犯社会や災害に強いまちと豊かな暮らしを考えた時、私たち建築士事務所は単なる技術者集団を越え、かかわる人やかかわる町そのものを広く俯瞰して見て、より良い方向へ誘う「社会の総合調整コーディネーター」としての役割が一層増しています。
市と建築各会が手を携え、出来ていること出来てないことを整理して、周到に用意することが肝心です。
横浜には、多様性を受け入れてきた港や豊かな緑の丘陵や公園、最先端のみなとみらいや関内・関外に代表される市街地、安心で安全なたくさんの住宅地と賑やかで活気ある地元商店街、そして最先端で便利な交通網など、日本でもトップに君臨する「住みたいまち」としての要素・機能が備わっています。
私たち横浜の建築士事務所は、住む人や働く人・来る人や関わる人みなが大好きなまち「ヨコハマ」を維持し、発展させていけるよう、それぞれの立場でアイデアを出し合い、老いも若きも互いを尊敬し尊重しながら、そして市政に協力・協調しながら、次の50年に取り組んでいきます。
これまで以上のご指導ご鞭撻を頂戴したく、なにとぞよろしくお願いいたします。
そして横浜の建築士事務所の皆さま、ぜひこの仲間に加わっていただき、みらいのヨコハマづくりに共に関わっていきましょう。
神奈川県建築士事務所協会・横浜支部
支部長: 山口 英生
所在地:
〠 231-0032 横浜市中区不老町3-12 加瀬ビル201 2F
一般社団法人 神奈川県建築士事務所協会 内
Tel: 045-226-3551 FAX: 045-226-3552
リンク